2016年09月08日

日本家屋には凛とした和室が似合う

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本家屋の顔と言えば凛とした佇まいの和室ですが、そこに使われる木材も超高級木材です。今でこそ化粧単板貼りの柱や長押がありますが、昔ながらの無垢材で和を表現する建築主もいます。予算によってはなかなか希望通りの住宅を建築することは難しいのは事実ですが、本物志向の建築主ならこだわりを持つのは当然です。昔から和風建築で使われる木材に秋田杉があります。日本三大美林のひとつですが、柾目が通った天然秋田杉はまさに国宝ものの貫禄があります。今では天然秋田杉の伐採が禁止されているので、造林杉の丸太を挽いて柾目の役物や板目の役物を取りますが、天然秋田杉ほど目が詰まっていないため、見た目は劣ってしまうのはやむを得ないでしょう。

秋田杉の柱で和室を作るとしたら、鴨居や長押も秋田杉で作らなければバランスが悪い部屋になってしまいます。敷居については耐久性の問題があるため、必ずしも同じ材料というわけではありませんが、ある程度の統一感があると凛とした佇まいが表現されるのではないでしょうか。畳についても日本家屋の特徴が表れていますし、襖にも日本の美を感じさせる逸品があります。トータルで和室の完成度を高めるために、本物の素材は欠かせないでしょう。